資本のグローバル化 
これも基本的には同じで、 FX貿易ベースでしか為替レートを見ていない人の考え方です。  これだけ資本のグローバル化が行われている中で、古いFX理論にしがみつくのはどうかなと個人的には思います。   投稿日時 2007/06/06 12:13 | 固定リンク | コメント (16) 2007/06/05 PPP 先日、オンラインセミナーの質問で、購買力平価(PPP)についてどう考えるかという質問をいただきました。 私も含めて、FX金融機関のトレーダーでこんなものを気にする人は殆どいないと思うのですが、エコノミストの中にはこれを使う人もいます。  私は自分で外国為替投資をやっていない人の話は、話半分程度に聞くようにしていますが、それでも中には参考になるものももちろんあります。  最近、面白いなと思ったのは、三菱東京UFJ銀行の高島チーフアナリストの見解です。  要点は  1.従来の基準では購買力平価は PPI(卸売り物価)がベースになってきた。過去、このPPIベースの購買力平価のレートが何度も壁になってきた。  2.しかし、世界的なPPIの格差が縮小し、上値を抑制する効果がなくなってきている。一方、CPI(消費者物価指数)段階でのインフレ格差はむしろ拡大してきており、今後はこのCPIの水準のほうが重要になってくる  3.ちなみに現在CPIベースの購買力平価は ドル円で 142円である。 なかなか面白い見方だと思います。  彼も少し触れていますが、私はそれよりも、現在は資本取引の自由化に伴い、投資マネーが為替相場を決定する最大に要因となっているため、PPPベースでの議論はもはや時代遅れと考えますが。 投稿日時 2007/06/05 13:43 | 固定リンク | コメント (7) 2007/06/04 スイスフラン上昇の可能性  フランスの新聞のインタビューで、スイス国立銀行(中央銀行)のロート総裁が興味深い発言をしています。  まず、6月の利上げを示唆する「金融市場はリスクに対して警戒はかなり解いている。」「一種の陶酔感が市場にあり、購入対象としてもスイスフランの魅力は低下している。逆にボラテティリティが再び上昇してくれば、為替相場に影響を及ぼすであろう」 また彼は、市場が今月のスイスの利上げを見込んでいるとの認識を示した上で、スイスフランオ下落は輸入製品を割高にするため、SNBは政策金利を決定する際にこのことを考慮すると述べている。  何を言いたいのか、解説しよう。  スイスの中銀は、ユーロとの為替レートに非常に注意を払っている。ユーロ圏との貿易が圧倒的に多いからである。そのユーロスイスのレートが、どんどんユーロ高スイスフラン安に向かっていることに懸念を示しているのである。スイスフランがユーロに対して安くなりすぎるとインフレ圧力が働くからです。  金利を上げる、上げないと決めるときに、ここまで為替レートの動向を考慮に入れる国は珍しい。 スイスフランは対円でも強くなっていく可能性があるので、金利差が小さいからといって迂闊に売らないほうが良さそうだ。 投稿日時 2007/06/04 19:08 | 固定リンク | コメント (4) ≪ 2007年5月27日 - 2007年6月2日 | トップページ | 2007年6月10日 - 2007年6月16日 ≫ 6月3日 - 2007年6月9日 ≫ 2007/06/01 下げ相場は後からついていっても間に合う  最近、セミナーのときに複数の方から同じような相談を受けました。通貨はいろいろ違いましたが、質問の趣旨はみんな同じです。  「最近の相場は行き過ぎだと思ってショート(売り)にして見ているのですが、そのまま上がってしまって困っています。ロスカットしたほうがいいでしょうか?」  質問の中で、取引をどうしたらいいかということを聞かれるのが正直一番困ります。その人の取引をずっと見ているのであればアドバイスのしようがありますが、普段どういう取引手法を使っているか、どれぐらいの期間で取引をするのか、或いはどれぐらい資金に余裕があるのか、そういうことはすべてわかっていないと1つの取引をどうしたらいいかと聞かれても適切なアドバイスはできません。  それにそもそも、取引は自己責任ですから、人に言われて決めるようなものでもないと思いますし。  それは、いいとして、高すぎるからといって売りをしてじっと待つのは、私はあまり良い方法だとは思いません。 それは、上げトレンドがどこで終わるのかというのを予測するのは非常に困難だからです。買っていたものを一旦手仕舞う程度であればいいと思うのですが、ショートを作って反落を待つというのは、本当にストレスが溜まります。上げ相場というのは往々にしてだらだらと続いてしまうからです。  そんな嫌な思いをするよりは、下げが始まったら売ればいいと思います。本当に下げ相場が始まるのであれば、その勢いは相当大きくなるでしょうから、下がり始めてからついていっても十分間に合います。  私がいつも思うのは、あまり自分で相場のことを決め付けないほうがいいということです。余程いろいろ調べて確信があればいいのですが、そこまではとてもできないので、あくまでも想像の世界で考える程度です。となれば、外れることだってあるはずです。  上がりすぎているときは、反転を警戒することは重要ですが、絶対に反転する(下がる) という決め付けはしないほうがいいのではないかと思います。  私の言っていることが正しいかどうかはわかりませんが、少なくとも自分はそういう風に考えるように心掛けながらやっています。 投稿日時 2007/06/01 19:18 | 固定リンク | コメント (9) 2007/05/30 明日に期待  今日は、中国株の急落に一瞬ひやりとしましたが、事なきを得ました。今回こんなに冷静なのは、中国株はここのところ上がりすぎていずれ調整があるだろうと多くの人が感じていたからではないかと思います。  やはり、人はあらかじめ予想できていることに対しては冷静に対応するということを今回も改めて実感しました。  「柳の下にドジョウは2匹いない」と昔の人はよく言ったものです。  結局今月は、もたもたした相場が続いてしまいましたが、明日は月末、投信の設定もかなり多くありそうなので、少し期待をしておきたいと思います。 投稿日時 2007/05/30 16:27 | 固定リンク | コメント (1) 2007/05/29 材料を利用した仕掛け  今日は、朝方日本の失業率と、全世帯家計調査消費支出4月分が発表になり、どちらも良好な結果となりました。先週末、ドル円で121円80銭台まで買い上げた後にこういう円買い材料がでるとどうしても仕掛けの材料にされます。しかし、下に行くと、仕掛けた連中の利食い買いが待っているというのが通常よくある展開です。  今日も、そんな相場展開となってしまうのでしょうか。 所詮今の相場はたいしたことのない材料を見つけては少しでも動かそうとするのですが、長くは続かず、直ぐに元に戻るという展開がずっと続いています。早くどちらかにトレンドが出来るといいのなと思うのですが、まだまだ先のことになりそうです。   投稿日時 2007/05/29 17:45 | 固定リンク | コメント (0) ≪ 2007年5月20日 - 2007年5月26日 | トップページ | 2007年6月3日 - 2007年6月9日 ≫ 5月27日 - 2007年6月2日 ≫ 2007/05/25 本日は塾長と  本日発表された日本の消費者物価指数も予想通りの結果となり、その後はシンガポール系の投機家などが円買いで仕掛けにいったようですが、中国株が落ち着いているのを見て、直ぐに円の売り戻しをしたようです。  短期スペックに振り回された東京市場でした。  今日は、ブルーホールで塾長と対談です。自分ひとりでやるときは資料の作成などで事前準備にかなり時間がかかるのですが、塾長との対談では、うまく誘導していただけるので、大変楽で助かります。今日は自分の楽しんできたいと思います。  天気だけが心配ですが。 投稿日時 2007/05/25 16:22 | 固定リンク | コメント (2) 2007/05/23 米中経済戦略対話 おはようございます(と言うよりはこんにちはですね)  昨日から、米中経済戦略対話が開催されています。米国側の責任者はポールソン米財務長官、一方中国側は呉副首相。  アメリカの労働長官によると、人民元の問題に関して、内部では激しいやり取りがあったようですが、その後のポールソン財務長官の公式発言を聞いていると、非常におとなしい内容となっています。  中国はこの会議の直前に人民元の変動幅を拡大したり、アメリカのヘッジファンドと組んで、外貨準備の運用をやっていくことを発表したりしてから今回の対話に臨んでいます。こういうところがしたたかというか、何というか外交は本当にうまい。  これで、すっかりこの対話も注目度が下がってしまいました。内容によっては、円高リスクもありうると言っている人もいましたが、肩透かしを食らった形です。 (米国が何をいっても中国が妥協するとも思えず、最初から何もでそうにないことはわかりきったことではありますが)   投稿日時 2007/05/23 12:14 | 固定リンク | コメント (4) 2007/05/22 オセアニア通貨低迷  ここのところ、オセアニア通貨の動きが鈍くなってきました。豪ドル円も99.50-100.00円程度のレンジににはまり込み、ニュージーランドドル円は88円台で膠着してしまっています。この両国とも、ここのところインフレ率が低下してきているので、年内は金利は据え置かれるという見方が強くなっています。  昨日、変化という話をしましたが、それこそ、変化のない状態に入ってしまいました。これでは、新規の資金も入りづらい。しかし、一方で高金利なので、既存の資金は滞留したままという状態になっているのかもしれないです。  次のインフレ指標が出てくるのが7月なので、まだまだ先の話です。しばらくは、面白くない相場展開が続いてしまうのかもしれません。   投稿日時 2007/05/22 13:23 | 固定リンク | コメント (5) 2007/05/21 ここ最近のセミナーで強調していること  先週のGDPも結局、予想を下回ったことで早期利上げ期待が後退、週末のG8財務相会合でも何もなく、中国が金融政策を変更したことも、結局相場への影響は限定的、いよいよ材料がなくなってきました。  最近、私がセミナーでお話しているのは、相場は「変化」に対して反応をするということです。つまり、今までどおりの展開となっているときは、市場はそうしたものを既に織り込んでいます。そこから何か新しい変化が起きて初めて、投資家はその変化に対して行動を起こすので、相場も動く。そういうことなのです。  今、その一番典型的な通貨がカナダドルです。この通貨は1年間の金利据置きから、また利上げモードに転換したという大きな変化がありました。 据